2022/03/12 18:36

ひとりの少年、ひとリの少年、ひとりの少年が窓ぎわを歩いていたので、僕はたたき落した。
僕の家は、5階だ。
ひとりの少年、ひとリの少年、ひとりの少年が窓ぎわを歩いていたので、僕はたたき落したんだ。
その日、僕はとてもいらいらしていて、仕事のストレスはあるし、オナニーは上手くいかないし、
ラインを送っても返事はないし、つまり最悪な日で、紅生姜を食べていた。
僕がたたき落とした日は、つまり今日みたいなイライラとしている日で、
脳みそは、つまりたたき落とした豆腐のようにぐにょぐにょだったので、つまりいいかな、と思ったんだ。
ひとりの少年、ひとリの少年、ひとりの少年をたたき落としたのは、つまり彼が窓ぎわを歩いていたからで、
彼の責任でもなければ、僕の責任でもない。
必然の偶然というやつで、偶然の必然であることに変わりはない。
さて、ひとりの少年、ひとリの少年、ひとりの少年が窓ぎわを歩いていたので、僕はたたき落したとき、僕は5階に住んでいたので、
彼をたたき落したときに後悔はもちろんなくて、白い雲をみていたのです。
朝だったか、夜だったか、時間は分からないので白い雲を”見ていた”は嘘かな。
白を雲を白い雲と感じていた、つまり、僕が、ひとりの少年、ひとりの少年、ひとりの少年をたたき落した夜は、
キラキラとした水晶の昇る、そうだなそれは、きっと朝だったのです。
ひとりのひとりのひとりの少年は、まったく不格好で、
O脚で、猫背で、どしごしと歩いて、まったく不格好で、
つまり、君の人生はたいして良いことはないよね。
女性には、まったくもてなくて、うつうつとしたオナニー人生を歩むよね。
子どもを持つこともないね。
それは、自信のないことのあらわれなんだ。
しかし、ずっとヴァギナの夢をみる、君はそこから産まれたところの永遠の到達点の毛深く甘くて切ないバナナ色とチョコレート色を混ぜた胃けいれんのような夢を見る。
お金を稼ぐ才覚もなく、誰かを心から愛し幸せにすることもなく、つまり君は何のために産まれたんだい?
株式って分かるかい?
ひとりの少年、ひとリの少年、ひとりの少年に関する投資信託的エロス理論ってなんだ?
つまりずっとヴァギナの夢をみて、窓ぎわを歩くために産まれたのなら、僕がたたき落してあげるよ。
とことこと歩く、近鉄帽をかぶった少年よ、
君の脳みそは、エメラルド色だ。
焼いたら真っ赤な黄金になる。
白い靴に、O脚で、猫背で、まったく不格好なうえに不遜で全くいいことがないだろうから、たたき落としてあげるよ。
まったく君は、女性にもてないね。
誰かに慰めてもらえ、でもどうせ出来ないのだから、
ひとりの少年、ひとリの少年、ひとりの少年をたたき落としたのは、つまり彼が窓ぎわを歩いていたからで、
僕の家は、5階だ。
エメラルド色の脳みそは、ダイオウイカみたいだ。